2016年10月6日木曜日

気になる漫画「いぬやしき」

 どうも、好きな俳優は大滝秀治の男、aokiです。亡くなってしまいましたが・・・渋かったっすね・・・

最近、スマホから試し読み漫画をいろいろ読んでいます。
大抵は1巻だけ読んで、「あー面白かった」で終わることが多いのですが、続きが読みたくなった作品もちらほらあるわけで・・・
今回、2巻以降も読んでみて、「やっぱ面白いじゃん」となった作品を紹介してみたいと思います。





 いぬやしき
奥浩哉
 
 
 
 GANTZの奥浩哉の最新作。
 GANTZはあまりなじめなかったんですが、オッサンが表紙なんで読んでみてからこれが面白い。むしろ1話を読み終えてから、あぁ、GANTZの人だったんかくらいなすっとぼけた印象でした。
 
 表紙からオッサン主人公のギャグマンガだと思ってたらばっちりSFでした。
 どういうこっちゃと思う人もいると思うので、簡単にあらすじをば。
 
 
 冴えない小柄なサラリーマン、犬屋敷。2児の父。家庭での肩身の狭い58歳。
 あるのは正義感。されど職場にも家族にも口にできないほどの小心者。
 ある日、病院での精密検査の結果、胃ガンで余命3か月と診断された犬屋敷は、結局誰にも口にできないままに、人気の少ない深夜の公園で慟哭する。
 そんな中、突如現れた宇宙船により、犬屋敷は余命を待たずに消滅してこの世を去るのであった。
 
 
 
 はい。SFですね。
 ちょっと待てと思った方。・・・正常です。誰だってそう言う。俺だってそう言う。
 
 公園の一部を損傷させるに至ったのは、宇宙船の誤作動。慌てた乗組員たちは、「形だけでも」元の公園の形に修復を行い、地球を去ります。
 もちろん、犬屋敷も。
 
 翌日、目を覚ました犬屋敷。不思議と年齢からくる体の不調がないことに驚きつつも、異常な喉の渇きなど、体の新たな違和感に不審のある日々。
 それでは勘違いなどではなかった。肉体が消滅し、「形だけでも」と宇宙人に再生された犬屋敷の体は・・・
 
 
 
なんと宇宙人のテクノロジーによりサイボーグと化していた!
 
 
 これが犬屋敷のあらすじです。
 SFによるトンデモ日常物のスタートかと思いきや、そうもいかないのがGANTZ作者の新連載。
 生前の犬屋敷の正義感という伏線を使い、58歳の小柄なおっさんは世の不条理な悪と戦うという道を選びます。
 
 個人的に奥浩哉の嫌いなところって、闇金ウシジマくんよりも濃い「モンスター化した若者」描写なんだなぁと思うんですよね。
 こんなに世紀末じゃねーよとか思うんですが、正常な若者よりも病んじゃってる若者のほうが圧倒的に多い。実写の写真を当て込んだ漫画だからこそ、なおさらリアルに見えて気持ちが悪い。
 だけど、そういう病んじゃった若者を小柄なおっさんが頼りない態度と圧倒的なパワーで叩きのめすのが爽快です。そこまで病んじゃってるなら、怪人としての討伐モノにしたほうがずっとわかりやすいというのを、見事に今作はやってくれてる感じがします。
 最初の人助けは、高校生による「ゴキブリ退治」と称したホームレス狩り。
 ロケット花火を人に向け、マジで殺しにかかっている高校生たちに立ちふさがる犬屋敷。
 「あっつい・・・!!」いや、熱いんかいww
 バッドで殴られ気を失うも、背面パッカーと開いて小型ミサイルズドドドン!で、火傷程度ですが高校生を撃退します。気絶後覚醒系の逆境ヒーローモノですね(麻痺)
 
 
 
 人を助けることに対し、涙を流す犬屋敷。以後、生きている実感を得るために悪と戦うわけですが、ヤクザの事務所に単身乗り込んだり、死にかけの人間を治癒できる能力を発見するなど、宇宙人のトンデモテクノロジーを徐々に使いこなせるようになっていくのが、成長バトル漫画の中でも邪道と見せかけて実は王道路線なんだよなぁという感じです。
 一方、あの夜たまたま犬屋敷と共に公園にいた高校生、獅子神は、機械となった肉体で人を殺すことに生を感じるという、犬屋敷とは真逆の喜びに覚醒したライバルキャラとして描かれます。
 
 

ミヤネ屋のあいつに酷似したキャラを携帯越しに射殺するという、ちょっと前にネット話題になった問題のシーン。
現代のテクノロジーとサイボーグの性能を残酷なまでに応用し、ライバルキャラとして君臨します。
読者が知る限り、宇宙人に作り替えられた人物はこの二人なので、最終的な戦いの方向性はもう見えてきているわけですが、水のみで超兵器を維持するという設定に今後「しっぺ返し」というか、限界や反動があるのではないか。そもそも宇宙人がなぜ地球にやってきたのかなど、作品の着陸の仕方にも今後が気になる漫画でした。
海外でのマーベルヒーローモノが1ジャンルを確立してきたわけですが、日本でこういうヒーローモノをやろうとすると、こういう方法もあるんだなぁと。
個人的には思わず既刊一気見を久しぶりにするくらいおもしろかったです。

興味のある人は、ぜひ読んでみてください。
実写化とかするのだろうか・・・・・・寄生獣できたくらいだから、可能ではあるんだろうな・・・
犬屋敷役は誰か・・・生きていたら、大滝秀治とか・・・歳が違いすぎるか

以上、今週のaokiでした。





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